2022/03/02(水)
脊柱管狭窄症が”腰痛”の原因ではない!?
こんにちは!
新宿区西新宿で「唯一」の慢性腰痛専門の整体院 慶新-KEISHIN-の伊東です。
あなたは、『脊柱管狭窄症による腰痛』で悩まされていませんか?
当院でも、脊柱管狭窄症と診断されて、腰痛の悩みがある方が多く来院されます。
しかし、実は脊柱管狭窄症と診断されたからといって、腰痛が直接的な原因にならないということをご存知でしょうか?
本日は、なぜ脊柱管狭窄症が腰痛の原因にならないのかについて解説します。
まず、脊柱管とは背骨にある神経の通り道のことです。
脊柱管狭窄症とは、年齢や構造的な変化などにより、脊柱管が狭くなることで神経が圧迫され症状がでます。
神経を圧迫する組織としては、変形した骨や椎間板、靭帯(黄色靭帯)が厚くなることが原因になります。
脊柱管狭窄症の「定義」としては、
北米脊椎学会の診療ガイドラインでは、
「腰椎において神経組織と血管のスペースが減少することにより、臀部や下肢痛がみられる症候群」としてます。
2021年に刊行された腰部脊柱管狭窄症のガイドラインでは、
1.臀部から下肢の疼痛やしびれを有する。
2.臀部から下肢の疼痛やしびれは立位や歩行の持続によって出現あるいは増悪し、前屈や座位
保持で軽快する。
3.腰痛の有無は問はない。
4.臨床所見を説明できるMRIなどの画像で変性狭窄所見が存在する。
以上、4つの項目をすべて満たす場合に、腰部脊柱管狭窄症と診断できるとしています。
つまり、脊柱管狭窄症の症状は腰痛ではなく、足に症状が生じるということです。
また、腰を曲げる時や座っている時で症状が悪化する方は、そもそも脊柱管が狭くなっていることが原因でない可能性が非常に高いです。
なぜかというと、腰を曲げる時や座っている時は脊柱管が広がり、本来なら症状が軽減するからです。
次に、なぜ腰痛の症状で脊柱管狭窄症と診断されてしまうのかというと、画像のみで診断されている場合があるからです。
2012年に発表されたIshimoto Yらの研究によると、
「1009名を対象にMRIで腰椎を撮像したところ、脊柱管狭窄症は全体の9.3%に存在し、その中に実際症状を呈していたのは58.5%であった」と報告しています。
つまり、画像上で脊柱管が狭くなっていることは必ずしも症状とは結びつかないということがわかります。
なので、足に症状がなく腰痛の悩みで来院された場合でも、MRIで脊柱管が狭くなっていればば、脊柱管狭窄症と診断されてしまうのです。
この場合だと、脊柱管の手術をしても腰痛が良くなる可能性は極めて低いです。
脊柱管の問題ではなく腰痛の原因を探す必要があります。
また、腰痛と先程説明した4つの脊柱管狭窄症の項目の症状が両方出ている方は、それぞれ別の原因があります。
その場合も、脊柱管の治療をするだけで腰痛は良くなりません。
当院では、「根本的な原因」を見つけて、治療を行っていきます。
なので、腰痛を治して、
「慢性的な痛みを無くしたい!」
「腰の痛みを無くして楽になりたい!」
「日常生活を痛み無く暮らしたい!」など
と思っている方は、是非ご相談してください!
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ー整体院 慶新
副院長 伊東聖弥